仏事のはてな? バックナンバー
 
  御仏飯とは
 
今回は《御仏飯》おぶっぱんについて書いていこうと思います。
 
京都の西本願寺にお昼までにお参りすると、とても大きな御仏飯をみることができますが、お寺の御仏飯にしろ一般のご家庭のお仏壇の御仏飯にしろ大多数は、
 
   《白いご飯》
 
ではないでしょうか。しかしながら、若い?私の経験の中でも白いご飯ではない御仏飯を何度か見た記憶があります。雑穀米やお赤飯、はたまた炊き込みご飯なんてことも、、、、おいしそうですね(^-^)
 
よく誤解されがちですが、御仏飯は仏さまの食事としてお供えするものではありません。仏法を聴聞し、お念仏の生活を送らせていただく私たちの命をつなぐ上で、もっとも大切な主食である白いご飯御仏飯として仏さまに感謝の気持ちをもってお供えさせていただくのです。
 
『昔は白いご飯は貴重でその当時の方は主食とされてなかったのでは?』
 
なんて意見も聞こえてきそうですが、貴重であったからこそ、特別であったからこそ大切に仏さまにお供えされてきたのだと思います。
 
様々な事が便利な世の中になっております。
 
『普段、白いご飯をたべないから』
 
ではなく、便利なことを有効に活用し自分に都合のよい解釈ばかりにならないよう気を付けたいものです。